日本特殊陶業、UCIのWells事業買収
- 2015年5月18日
- 自動車関連
総合セラミックスメーカーの日本特殊陶業(社長:尾堂 真一、本社:名古屋市瑞穂区)は、米自動車部品大手の UCI Holdings(CEO:Bruce M. Zorich、本社:イリノイ州)から、同社の特別目的会社 UCI Acquisition Holdings (No.2)を7月に買収する。UCI Acquisition 傘下で、自動車エンジン用点火プラグ大手 Wells Manufacturing, L.P.(CEO:David F. Peace、本社:ウィスコンシン州フォンジュラック)の事業を取得する。買収額は2億5750万ドルで、日本特殊陶業にとって過去最大となる。
Wells は、スイッチやイグニッションコイル、圧力センサなど幅広い製品種を展開。米国の補修市場においてはリーディングカンパニーの地位を築いているが、米国以外の販売については課題があった。一方、日本特殊陶業は、排気酸素センサや自動車等の内燃機関で燃料に着火するスパークプラグに強みがあり、全世界の販売網を確立しているが、北米の補修市場でのシェアが低い。
両社の強みをそれぞれの課題に活用し合うことで、補修市場における日本特殊陶業の製品拡販とWells製品の拡販を進め、自動車関連事業を強化していく。
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