トヨタ、加州の部品工場で100人解雇へ
- 2015年5月28日
- 自動車関連
トヨタ自動車は、トラック部品工場トヨタ・オートボディ・カリフォルニアのノースロングビーチ工場で最大100人の人員削減を行うもようだ。プレス・テレグラムが報じた。
サプライヤー・ビジネスによると、トヨタ広報のトニ・ホンソウェッツ氏は、生産体制の変更に伴い、今年末までにロングビーチ工場のフルタイム従業員を400人から300人に減員することになると語った。この解雇は、次世代版「トヨタ・タコマ」ピックアップ・トラックの部品生産の一部を年内に開所するテキサス州サンアントニオ工場に移すことに伴う動き。
トヨタ・オートボディ・カリフォルニアは元はアトラス・ファブリケーター(Atlas Fabricators)として知られ、1972年からトラックの荷台を製造してきた。同社はトヨタが最初に米国で生産関連の投資を行った事業でもある。同社はトヨタの北米および日本の組立工場向けにプレス加工品、溶接部品、ステアリングコラム、触媒コンバータを生産している。一方で耐用期間が終了したハイブリッド車(HV)用電池の試験、検査、再梱包も行っている。
ロングビーチ工場は今後、米国トヨタ自動車販売の西海岸部品サービス部門向けの部品生産、近くバハ・カリフォルニア工場(メキシコ)で組み立てが始まるトヨタ・タコマ向け部品の大量生産、さらにテスラ・モーターズのアルミ部品の大量生産を行うことになる。
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