ボッシュとGSユアサ、リチウムイオン電池を製造へ 〜 合弁会社の計画進展

 自動車向けおよび産業機器を製造するボッシュ(Bosch)は、電池や電源装置を製造するGSユアサと提携して、リチウムイオン電池の生産を2020年までに開始する計画だ。

 クリーンテクニカ誌によると、日本ボッシュのウド・ヴォルツ代表取締役社長は最近、同計画が予定どおりに進んでいることを明らかにした。同社の製造するリチウムイオン電池は、エネルギー密度が従来の2倍、コストは半分になると評価される。

 ボッシュとGSユアサは2013年11月に、ドイツのシュツットガルトに合弁会社リチウム・エネルギー&パワー(Lithium Energy and Power GmbH & Company KG)を設立している。持ち株比率はボッシュが50%、GSユアサ・インターナショナルが25%、三菱商事が25%。

 2020年での製造開始は、決して早いとは言えないタイミングだ。それまでにはテスラの大型工場が稼動し、リチウムイオン電池市場は飛躍的に伸びているとみられる。

 テスラは、ギガファクトリーと呼ばれる電池工場をネバダ州に建設中だ。テスラは、2015年4月から5月にかけて同州リノ周辺でさらに2000エイカーの土地を購入している。テスラは1000エイカーの土地を2014年に購入していることから、用地が3倍に拡大したことになる。

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