アップル、自動運転技術実験場に問い合わせ 〜 開発事業準備の裏付けか

 アップル(Apple)が自動車設計に進出するという噂の真相が未確認状態のなか、カリフォルニアの地方自治体高官は先日、自動運転やそのほかの自動車技術の実験場に転用されている海軍基地跡地に関してアップルの技術者らが問い合わせてきたことを明らかにした。

 サンフランシスコ湾岸地域のコンコード市にあるゴーメンタム・ステーション(GoMentum Station)と呼ばれる同実験場をどのような目的で使うことに興味があるのか、アップルはいっさい説明していない。

 HDTV誌によると、「アップルは何も言わなかったため、われわれには何も分からない」「新型アイフォーンの実験に使いたいのかもしれない」とジャック・ホール氏は話している。同氏は、ゴーメンタム・ステーションで接続車と自動運転車の実験を管理する責任者だ。

 ゴーメンタム・ステーションは、5000エイカーという広大な敷地を持つ旧海軍基地で、小さな町ほどの広さのなかに舗装道路や建物、交差点がたくさんありながらも無人であることから、自動運転車や接続車の実験場としてシリコン・バレー技術各社や自動車メーカーに使われている。

 アップルについては、自動運転技術か電気自動車、あるいは、電気自動運転車の開発を水面下を進めているという噂が数ヵ月前から本格的に浮上している。自動車技術者を多数雇用し、BMWとの共同開発にも合意したとも報じられているが、アップルは同件について沈黙を守っている。

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