対中韓で首脳外交展開へ 「アジア重視」大統領
- 2015年9月8日
- アメリカ発ニュース
【共同】オバマ大統領は9月下旬から10月にかけ、中国の習近平国家主席、韓国の朴槿恵大統領とワシントンで相次いで会談する。4~5月の安倍晋三首相訪米に続く東アジア首脳の招請第2幕で、アジア重視の姿勢をアピールしたい考えだ。
ホワイトハウスは「米国とアジア太平洋の歴史上、2015年は重要な年」と位置付けている。安倍首相の戦後70年談話発表、中国の抗日戦争勝利記念行事開催といった、歴史問題をめぐる東アジア外交の波乱要因だったイベントを経て、日中、日韓関係の改善をあらためて促すとみられる。
習氏は今月下旬に国賓としてワシントンを訪れ、オバマ氏と会談するとみられる。経済、地球温暖化対策など幅広い分野で協力関係の強化を図る一方、オバマ氏は中国の人権や南・東シナ海の領有権問題、中国発のサイバー攻撃について直接懸念を伝達する意向だ。
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