GE、デジタル部門を立ち上げ 〜 ソフトウェア事業を強化してIBMに対抗
- 2015年9月16日
- ハイテク情報
ゼネラル・エレクトリック(GE)は14日、ソフトウェアや分析事業を監督する新たな事業部門を立ち上げた。
GEデジタル(GE Digital)と命名された新部門は、GEのシリコン・バレー研究&開発センターと情報技術開発部門、産業向けセキュリティー事業を統合するもので、デジタル技術に関連する事業のほぼすべてを包括する。
ブルームバーグによると、GEデジタルは、「我が社のデジタル事業の母体となり、われわれのソフトウェアや分析、セキュリティー事業を2015年の60億ドルから2020年までにソフトウェア業界上位10社に入る事業に成長させる」と同社のジェフリー・イメルト最高経営責任者(CEO)は声明で述べた。
また、モノのインターネット(IoT=Internet of Things)事業においてIBMに対抗する狙いがGEにはある、と多くの専門家らが指摘する。
GEは近年、産業インターネット(Industrial Internet)や大規模データ(big data)、データ分析に事業を拡張してきた一方で、金融サービス事業や家電事業を売却し、また、産業重機やエネルギー関連事業を強化するといった事業再編を進めている。
GEデジタルの新事業部設置はその一環であり、これからの成長分野と利益率の高いソフトウェアおよびデータ分析に事業資源を投入することで、今後の成長の原動力をさらに強化する考えだ。
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