マイクロソフト(Microsoft)は、同社が「次なる10億ドル事業」と位置づけるマイクロソフト・パワーアップス(PowerApps)を11月30日に発表した。
パワーアップスは、クラウドや法人向けのアプリケーション群の集合体かつ開発サービスで、モバイルやウェブの異種環境で稼働するカスタム・ネイティブのアプリケーション群を開発者らが開発できるようにするものだ。
ビジネス・インサイダー誌によると、パワーアップスの目標は、現場実装型のソフトウェア群や、サース(SaaS=Software as a Service)として提供されるアプリケーション群の両方を含め、企業の組織内全体を対象に、コードを書くことなくデータを見つけて活用できるようにすることだ。
パワーアップスは現在、限定された試用者(企業)らに提供されている。
通常のウェブ環境とモバイル環境の両方で稼働する業務用アプリケーションを個々の導入企業向けに開発できるプラットフォームと言えるパワーアップスが本格的に機能すれば、それぞれの企業で必要とされる個々の業務用アプリケーションの開発が大幅に簡便化される。
それと同時に、パワーアップスが開発環境基盤として生態系を構築できるようになり、マイクロソフトにとってまさに「次なる10億ドル事業」に成長する可能性を秘めた新事業となる。
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