7月5〜7日 NY在住の俳優・曽我潤心さん
朗読会「星は見ている」を開催 

7月5日(木)から3日間、ニューヨーク・マンハッタンで、俳優の曽我潤心さんが朗読公演を行う。朗読する本は、ハワイ生まれ広島育ちで、現在ニューヨークに住む曽我さんが長年にわたって戦争をテーマとした表現を探し続けて行き着いた本『星は見ている』。

曽我さんは今年の1月に国立原爆死没者追悼祈念館で、原爆で全滅した広島県立第一中学校一年生の父母兄姉の手記集『星は見ている』の存在を知った。内容に胸を打たれ、この本をもっと多くの人に読んでもらいたいとの思いから、朗読会を開くことを決心したという。

朗読会では、手記集のなかから選出したものを2本朗読する。朗読の前後には、トークや質疑応答などの交流の場も。今回はニューヨークに住む日本人に向けて、全編日本語での朗読。8月には東京、広島(旧日本銀行広島支店)での公演も決まっており、ゆくゆくは英語での朗読も予定しているという。今回がその第1打の公演となる。

■開催日時: 2018年7月5〜7日 20:00pm〜(1時間程度)
■開催場所:PLAYERS THEATRE STUDIO 3C View(115 Macdougal St 3rd Floor New York, NY 10012)
■料金:志納
■予約:https://hoshiwamiteiru.bpt.me/
■facebook:https://www.facebook.com/events/904319036414545/?ti=ia
※予約なしの来場も可。

曽我潤心(そが じゅんしん)
日本大学芸術学部演劇学科演技コース卒業。新国立劇場俳優養成所0期生。現在、ニューヨークで劇作家、俳優、演出家として活動中。マーティン・アレッタ監督の主演作品『Open Eyes』(2010)は南米を中心に28の映画祭で上映され、13の賞を獲得。『One Fine Day』(2017)は、毎年ニューヨークで上演された小劇場の作品に贈られる「IT Theatre Awards」の最優秀短編脚本賞にノミネート。現在、原爆をテーマに新作を執筆中。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. アメリカ在住者で子どもがいる方なら「イマージョンプログラム」という言葉を聞いたことがあるか...
  2. 2024年2月9日

    劣化する命、育つ命
    フローレンス 誰もが年を取る。アンチエイジングに積極的に取り組まれている方はそれなりの成果が...
  3. 長さ8キロ、幅1キロの面積を持つミグアシャ国立公園は、脊椎動物の化石が埋まった岩層を保護するために...
  4. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
  5. 私たちは習慣や文化の違いから思わぬトラブルに巻き込まれることがあり、当事務所も多種多様なお...
  6. カナダの大西洋側、ニューファンドランド島の北端に位置するランス·オー·メドー国定史跡は、ヴァイキン...
  7. 2023年12月8日

    アドベンチャー
    山の中の野花 今、私たちは歴史上経験したことのないチャレンジに遭遇している。一つは地球温暖化...
  8. 2023年12月6日

    再度、留学のススメ
    名古屋駅でホストファミリーと涙の別れ(写真提供:名古屋市) 以前に、たとえ短期であっても海外...
ページ上部へ戻る