米疾病対策センター(CDC)は13日、中南米で流行している「ジカ熱」は、妊婦が感染した場合に小頭症の赤ちゃんが生まれる原因となるとする見解を公式に表明した。フリーデン長官は「これまでに蓄積された知見から判断して関連に疑いはない。妊婦はジカ熱に感染しないようにするべきだ」と述べた。
CDCは妊婦のジカ熱感染と、小頭症など赤ちゃんの脳の障害についてこれまでに行われた数々の研究報告を分析。「関連は科学的に証明された」と判断した。妊婦に対する流行地域への渡航自粛要請を継続する。
CDCのチームは同日付の米医学誌で分析結果を公表。「重い小頭症のケースは、妊娠して最初の3カ月ごろの初期に感染した場合に起こることが多い」としている。ただ妊娠後期の感染でも、胎児死亡の症例があることを指摘している。(共同)
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