NY予備選へ舌戦激化 外交巡り民主2候補

 大統領選の民主党候補指名争いで首位のクリントン前国務長官(68)は14日、ニューヨーク市で行われた討論会で、2位のサンダース上院議員(74)は「外交政策に関する質問に答えられない」と厳しく批判した。全米屈指の大票田ニューヨーク州での予備選を19日に控え、舌戦は熱を帯びた。

 討論会に先立ちクリントン陣営は、キャンベル前国務次官補や国防総省で対沖縄政策に関与した経験を持つハルペリン氏を含む元高官ら19人が名を連ね、サンダース氏は外交に無関心だと訴える内容の共同声明を公開した。

 19人は、サンダース氏が最近の米紙とのインタビューで中東和平やテロ対策について詳細を語れなかったと指摘し「基本的な外交・安全保障政策の知識が欠如していることを深く憂慮する」としている。(共同)

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