共和2候補が異例の協力 トランプ氏対抗で 

 大統領選の共和党候補指名争いで首位の実業家トランプ氏に対抗するため、2位クルーズ上院議員と3位ケーシック・オハイオ州知事は、今後の選挙戦で協力し合うことで合意した。2陣営の選対責任者が24日深夜、ほぼ同時に声明を発表した。AP通信は、大統領選でのこうした選挙協力は異例だと報じた。

 クルーズ氏はこれまで選挙協力に否定的だったが、獲得代議員数が伸び悩み、7月の党大会前にトランプ氏が代議員総数の過半数を得て党指名を決めるのを防ぐことが最も重要と判断、方針転換した。

 ケーシック氏の選対のジョン・ウィーバー氏は、5月3日実施の中西部インディアナ州予備選で、クルーズ氏勝利に向け協力する方針を表明。代わりにクルーズ氏の陣営は、その後、候補者選びがあるオレゴン、ニューメキシコの西部2州でケーシック氏に協力する。(共同)

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