ドイツを訪問中のオバマ大統領は25日、北部ハノーバーで演説し、シリアで過激派組織「イスラム国」(IS)掃討作戦への支援を強化するため、特殊部隊を中心に最大250人の米軍要員を追加派兵する方針を表明した。
オバマ氏はISを国際社会が抱える「最も切迫した脅威」と位置付けた上で「シリアとイラクではもっと多くの国が貢献しなければならない」と強調。欧州と北大西洋条約機構(NATO)によるさらなる関与を求めた。
オバマ氏はこれまで、主に少数民族クルド人部隊によるIS掃討作戦を支援するためシリアへの50人未満の特殊部隊派遣を承認しており、今後派遣できる要員は計約300人に増える。ただ、いずれも戦闘任務には直接関与せず、現地部隊の訓練や支援が主体となる。(共同)
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