「トイレ法」撤廃を 南部で反対集会

 南部ノースカロライナ州の州都ローリーで16日、心と体の性が異なるトランスジェンダーが公共トイレを使う際、出生証明書と同じ性別のトイレを使うよう義務付けた州法(通称トイレ法)に反対する集会が開かれ、参加した数百人が口々に「撤廃を」と訴えた。

 トイレ法は3月に成立。連邦政府は今月9日に「性的差別を禁じた公民権法に違反する」として執行停止を求めて同州を提訴、州側が反訴するなど大論争となっている。

 集会は、全米黒人地位向上協会(NAACP)の州支部が主催した。参加者の一人は「トイレ法は差別的で、私たちの価値観に反している」と不快感をあらわにした。(共同)

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