石油ガス会社の経営破綻続く 〜 先週だけで60社超える

 国内の石油・天然ガス業界で、先週1週間に経営破綻した企業が60社を超えた。原油価格は1バレル=50ドル付近に回復しているものの、資金が底をついた小規模企業には不十分で遅すぎるようだ。

 ロイター通信によると、ダラスに本社があるエキスコ・リソーシズ(Exco Resources)は13日、法廷内外で再編を含む選択肢を検討すると発表して経営破綻した。原油価格は、2014年半ばの1バレル=100ドル超を最高にその後急落。16年2月に20ドル台半ばで底を打った後、先物市場は46ドルまで回復したものの、1年以上は50ドルを超えない低水準で推移すると見込まれている。

 このため、小規模事業者は資金が枯渇し、株式・債券の発行や資産の削減、第2順位担保権付きローンの利用などで急場をしのいできた。このほか、市場を上回る価格での販売が保証されてきたデリバティブ契約が失効間近の企業も少なくない。

 先週に破産法に基づく会社更生手続きの適用申請を行った企業には、リン・エナジー(Linn Energy、テキサス州)やペン・バージニア(Penn Virginia、ペンシルベニア州)が含まれる。1週間の破綻件数では、通信業界のバブル崩壊期(02〜03年)の最高記録68件に迫る勢いだ。

 リンは日産約5万9000バレルの中規模生産者だが、過去2年の低迷期間では最大規模になる。負債総額は約100億ドルで、最近破綻したサムソン・リソーシズ(Samson Resources、オクラホマ州)とエナジーXXL(Energy XXI、テキサス州)を合わせた額の2倍に当たる。(U.S. Frontline News, Inc.社提供)

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