中国企業家、米で多額献金 元クリントン選対幹部捜査

 主要メディアは23日、連邦捜査局(FBI)がバージニア州のマコーリフ知事の選挙資金に関して捜査を進めていると伝えた。FBIは、中国の全国人民代表大会(全人代)代表で企業家の王文良氏がマコーリフ氏に提供した12万ドル(約1300万円)に上る献金を中心に調べているという。

 王氏が経営する中国企業が、クリントン元大統領が主宰する慈善団体「クリントン財団」に200万ドルを寄付していたこともこれまでの報道で判明。マコーリフ氏は2008年の大統領選でヒラリー・クリントン氏の選対責任者を務め、クリントン財団の幹部だった経歴もあることから、王氏の資金提供に関心が集まっている。

 米国の法律では、大統領選や知事選などの立候補者が外国人から選挙資金の提供を受けることは禁じられている。CNNテレビによると、王氏は米国永住権を持っているため、マコーリフ氏側は「献金は合法だ」と主張し、捜査に協力する姿勢を示しているという。(共同)

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