容疑者、自爆犯と接点か FBI動機解明に着手 「イスラム国」再度声明 米乱射、同性愛憎悪も

 フロリダ州オーランドの同性愛者向けナイトクラブで男が自動小銃を乱射し、49人が死亡した事件で連邦捜査局(FBI)が2014年、射殺されたオマル・マティーン容疑者(29)がシリアで自爆テロを起こした米国人と接点があったとみて事情聴取していたことが13日、明らかになった。

 FBIは当時、2人の関係は浅いと判断し、捜査を終結していた。マティーン容疑者は今回の犯行に際して、過激派組織「イスラム国」(IS)に忠誠を誓う発言をしており、FBIはテロ事件として捜査。過去の交友関係などを徹底的に洗い直し、動機解明に当たる。

 一方ISは13日、運営するラジオ局で「兵士の一人オマル・マティーン」が「不潔な十字軍」に対する攻撃を行ったとの犯行声明を出した。12日にもIS系ニュースサイトが同様の声明を出したが、これまでの捜査ではISが直接犯行を指示したり支援したりした形跡は見つかっていない。(共同)

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