計算式見直しで合意断念 IMFが統治改革で

 【共同】国際通貨基金(IMF)は1月31日、新興国の発言力を高める統治改革の一環として検討してきた議決権の計算式見直しについて、今月末としていた期限内の最終合意を断念したことを明らかにした。

 計算対象として、IMFへの出資額のほか経済規模や為替相場を取り入れることでは一致したが、それぞれの項目をどの程度重視するかで意見がまとまらなかった。

 IMFは、計算式見直しに加えて出資比率を変更する次期統治改革を来年1月末までに終えるとしているが、黄信号がともった形。ブラジルやインドなど主要新興国の不満が高まりそうだ。

 ラガルド専務理事は声明で「最終合意の土台をつくる上で鍵となる要素の特定に向けて重要な前進があった」と強調。新たな計算式策定で加盟国と積極的に協力し、合意を目指すとした。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る