出張者の最大懸念はテロ〜安全と感じる都市ワシントン

 出張旅行者にとって最も大きな懸念はテロであることが、国際ビジネス旅行協会(GBTA)の調べで分かった。
 
 ロサンゼルス・タイムズによると、調査部門のGBTAファウンデーションが2016年9月、過去1年間に4回以上出張した(うち1回以上は海外)というビジネス旅行者798人にオンライン調査を実施した結果、出張時の最大の懸念として「テロ」を挙げた人は45%に上り、「路上犯罪」の15%、「病気」の13%を大幅に上回った。
 
 世界16都市の中でビジネス旅行者が最も安全と考えているのはワシントンDCで、73%が「安全と感じた」と答えた。2位はロサンゼルスで72%。ロンドンは70%、ニューヨークは66%が安全と感じていた。
 
 これに対し、トルコは53%が「安全ではない」または「全く安全ではない」と感じており、メキシコ(42%)、ラゴス(37%)、ナイジェリアなども安全でないと感じる人が多かった。
 
 回答者の48%は「たとえ昇進の妨げになっても、リスクの高い場所への出張は避ける」と答えており、ビジネス旅行者がその場所をどれほど安全と考えるかは地域経済にとって重要となる。(U.S. Frontline News, Inc.社提供)

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