787が試験飛行 運航停止以来初、米国で

 【共同】ボーイングは9日、バッテリーから発火した重大トラブルで運航停止となっている最新鋭機787の試験飛行を、同社の拠点があるワシントン州エバレット周辺で実施した。移送目的以外で787が飛行するのは、相次ぐトラブルで各国が運航停止を決めた1月中旬以来初めて。

 ボーイングによると、試験飛行はバッテリーを中心としたデータ収集が目的。連邦航空局(FAA)の許可を受け、2時間19分かけて通常の飛行状態で実施した。ボーイングのパイロットと技術者の計13人が搭乗した。

 終了後に出した声明でボーイングは「試験飛行は無事に終わった」と説明。週明けにも再度実施するという。

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