廃材「ハート」で愛誓う NY中心部に展示物

 【共同】昨年秋のハリケーン「サンディ」で壊れた遊歩道の廃材を集め、ハート形に並べた展示物がニューヨークの繁華街タイムズスクエアにお目見えし、バレンタインデーの14日には多くのカップルが抱き合って写真に納まるなど人気を集めた。

 ニューヨーク、ニュージャージー両州から集めた廃材を、ニューヨーク市内のデザイン会社が加工。縦、横とも約9メートルのハート形に仕立て、「ハートウオーク」と名付けた。ハートの上を歩くこともでき、「遊歩道」として再生した形だ。3月10日まで公開される。

 「もう一度愛を誓い合うために」妻と訪れたエリック・アセベドさん(33)は「ここでは(災害を乗り越える)強さを共有できるね」と語った。制作したデザイン会社の社員ライアン・ルーニーさん(22)は「ロマンチックな愛だけでなく、サンディ被災者への連帯の気持ちを表せる場になればうれしい」と話した。

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