脳機能解明目指し10年計画 米政権、来月にも表明
- 2013年2月19日
- アメリカ発ニュース
【共同】オバマ政権が、人間の脳の機能解明を目指す長期プロジェクトを立ち上げる方針であることが18日、分かった。神経科学者らが携わり、10年に及ぶ研究となる見通しで、アルツハイマー病やパーキンソン病の解明につながることが期待される。同日付のニューヨーク・タイムズが報じた。
政権が3月にも表明する。プロジェクト名は「脳活動マップ」。脳の神経細胞に関する研究を前進させ、人間の知覚や行動、意識に関する知見を深めることが目的で、人工知能の開発に進歩をもたらす可能性もある。
世界の研究者が共同で人間のゲノム(全遺伝情報)解読に挑んだ国際プロジェクト「ヒトゲノム計画」に匹敵する予算規模になるとの見方もある。1月には政府機関や研究者、民間企業のマイクロソフトやグーグルの代表者らが、新たなプロジェクトの技術的側面について検討する会合を開いたという。
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