国内31%で基準値超え 1月末のPM2.5

 【共同】微小粒子状物質「PM2.5」の大気中濃度が、中国での大気汚染が深刻化した直後の1月31日に、国内155測定局の31%に当たる48測定局で環境基準値を超えていたと、国立環境研究所が21日発表した。西高東低の分布を示していることなどから「一部で(中国など)大陸から国境を越えた汚染の影響があった」と結論付けた。

 48測定局は愛知、広島、香川、福岡など12府県にある。ただ大都市圏では、地元での汚染が重なって濃度が上昇した可能性が高いとしている。

 同研究所は、1月1日〜2月5日に国内各地で観測された大気中濃度の1日当たりの平均値(速報値)を分析。少なくとも1カ所で環境基準値の大気1立方メートル当たり35マイクログラム(マイクロは100万分の1)を超えた日は16日間あり、17府県で基準値超えがあった。

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