悲しい事故、忘れない 気球墜落現場に慰霊碑計画

 【共同】「悲しい事故を忘れないようにしたい」。日本人4人を含む19人が死亡したエジプトの気球墜落事故で、現場となった南部ルクソールのサトウキビ畑を所有する弁護士、ナセル・カジャさん(39)は2月28日、4月にも犠牲者の慰霊碑を建立する計画を明らかにした。

 事故当時、カジャさんは外出中で、現場付近には兄弟やいとこらがいた。気球は炎を上げながら墜落。乗客らの無事を祈る声は爆発音にかき消された。

 「助けたくても何もできなかった」。カジャさんの胸には悲しみとともに無力感が広がった。エジプトの村では、人が不幸な亡くなり方をした場所はそのままにしておくという昔ながらの習慣があり、畑には戻さずに慰霊碑を建てることを思い立った。

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