津波犠牲者遺族に政府補償 チリ、警報解除は「過失」

 【共同】チリ大統領府は2月28日、2010年のチリ大地震の際、当局が津波警報を誤って解除したとして、解除後に死亡した156人の遺族に補償金を支払う意向を示した。金額は明らかにしなかった。

 3年前の2月27日に発生したチリ大地震の死者は500人以上に上ったが、他の犠牲者については補償する法的根拠がないとしている。

 捜査当局によると、チリの防災関係当局は地震発生から約1時間半後に津波警報を誤って解除。その後、津波などのため156人が死亡、25人が行方不明になったとされる。検察は昨年5月、当時の内務次官ら8人を過失致死罪で起訴。被告側は無罪を主張し、司法手続きが続いている。

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