DV保護、同性愛者にも 改正法可決、政権が勝利

 【共同】米下院は2月28日、家庭内暴力の被害者を保護する「女性への暴力防止法」の対象を同性愛者にも広げる改正案を賛成多数で可決した。上院は既に可決しており、近くオバマ大統領が署名、成立する見込み。

 改正案をめぐっては下院多数派を占める共和党の反対で可決が遅れていたが、女性団体の突き上げなどから同党穏健派が支持に回り可決にこぎ着けた。米メディアはオバマ政権と民主党の大きな「勝利」と位置付けている。

 改正案は同法の適用対象に同性愛者のほか、移民や先住民も含めた。

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