昭和天皇の戦争責任問う 米映画、終戦直後の日本で

 【共同】終戦直後の日本を舞台に、昭和天皇の戦争責任をどう捉えるべきか、占領政策を担った連合国軍総司令部(GHQ)当局者らが明らかにしようとする様子を描いた米映画「終戦のエンペラー」が8日、全米で公開される。米国の日本関係者の間では大きな関心を集めており、7月から上映予定の日本でも話題となりそうだ。

 主人公は、GHQのマッカーサー最高司令官から、戦争を起こした責任を問うべき日本政府幹部の極秘調査を命じられた若手の米将校。元閣僚や旧日本軍幹部との面接を重ね、昭和天皇の役割を浮き彫りにしていく。

 制作者のゲイリー・フォスターさんは「戦争そのものを描いた映画はたくさんあるが、戦争終結後に平和を築く過程を描いた作品は少ない」と指摘。この難しいプロセスを経て日米が同盟国になったとして「国際紛争が絶えない現代にも通じるテーマだ」と説明した。

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