燃料ホース老朽化か 操縦士「客に脱出求めた」

 【共同】エジプト南部ルクソールの気球墜落事故で大やけどを負った操縦士ムウミン・ムラドさん(28)が11日までに、政府の事故調査委員会による初の本格的な事情聴取を受け、燃料ホースが「期限切れだったかもしれない」と述べ、老朽化による破損が原因だった可能性を指摘したことが分かった。

 聴取に同席したムラドさんの妹が共同通信に明らかにした。事故原因をめぐっては、機体の不具合や操縦士の操作ミスなどの見方も出ているが、操縦士自身の証言により、ゴンドラ内のガスボンベと頭上のバーナーをつなぐホースが老朽化で破損、出火した可能性が高まった。ムラドさんは、出火後に「乗客全員に飛び降りろと言った」とも語った。

 ムラドさんは、調査官から事故原因や整備不良の可能性を質問され「私と整備士は毎日点検を行い、書類に署名をしている」と、点検で問題は見つからなかったと説明。ただ「もし気球に何か欠陥があったとしたら、ホースが期限切れだったかもしれない」と語った。

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