ボリショイ団員が公開書簡 ダンサー逮捕に異議

 【共同】ロシアのボリショイ・バレエ団芸術監督襲撃事件で、同バレエ団の300人以上が12日、公開書簡を発表し、逮捕されたダンサーの犯行と断定するのは「早すぎる」として、プーチン大統領らに再捜査のための独立機関設置を求めた。バレエ団の内紛という構図に団員の多くが異議を唱えた形だ。

 インタファクス通信によると、書簡にはトップ・ダンサーのニコライ・ツィスカリーゼ氏らが署名した。逮捕されたダンサーのドミトリチェンコ容疑者は犯行を認めたと伝えられるが、書簡は「強い圧力をかけられた結果」と指摘。事件の幕引きを急ぐ捜査当局が不当な手段で自白を強要したと主張した。

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