「原始の羽」姿変えて残る 名古屋大グループ発見

 【共同】昆虫の進化の過程で失われたと考えられていた「原始の羽」と呼ばれる小さな器官が、現在も甲虫の一種に残っていたことを、名古屋大大学院生命農学研究科の新美輝幸助教らのグループが発見し、米科学誌サイエンス電子版で15日発表した。

 見つかった器官は、外敵から身を守る突起や殻。太古の昆虫に存在していた羽のような形から姿を変えていた。

 新美助教は「昆虫の羽の起源は、ダーウィンの時代から全くの謎だった。秘密の一部が明らかになった」と説明。太古以来、昆虫が多様な形態に進化していく過程の解明につながることが期待されるという。

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