深海から月計画のエンジン アマゾン創業者が引き揚げ
- 2013年3月21日
- アメリカ発ニュース
【共同】人類を月に送るアポロ計画で実際に使われた大型ロケット「サターン5」のエンジンの残骸が、大西洋の深海から引き揚げられたと米航空宇宙局(NASA)などが20日発表した。
引き揚げたのはインターネット通販大手アマゾン・コムの創業者で最高経営責任者(CEO)のジェフ・ベゾス氏。1960年代末から70年代初めにアポロ宇宙船を打ち上げるために使われ、分離後に大西洋に落下したサターン5の1段目の主エンジン2基を、無人潜水艇を使って深さ4000メートル以上の海底で見つけ引き揚げた。
製造番号が判別できないため、初の月面着陸を果たしたアポロ11号で使われたものかどうかは現時点では不明だが、修復後に展示される予定。ベゾス氏は民間宇宙旅行の実現を目指すベンチャー企業も設立している。
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