人材紹介人工知能会社エイトフォールド、利用者たちに提訴される 〜 求職者の評価点を承諾なしで顧客会社に提示

人工知能基盤の人材採用プラットフォーム新興企業エイトフォールド(Eightfold AI、サンタ・クララ拠点)は1月21日までに、求職者らに通知しないまま作成した採用評価点を顧客会社らに提供していたことでカリフォルニア州で提訴された。

マイクロソフトやペイパルを含む多数のフォーチュン500社がエイトフォールドの採用支援プラットフォームを利用している。

ロイターによると、大量のデータをもとに個々の求職者を評価する人工知能システムを通じて求職者の知らないうちに選考用評価報告を作成するエイトフォールドの業務慣行が、米公正信用報告法(Fair Credit Reporting Act=FCRA)に違反する、と原告団は訴えている。

原告団は、エイトフォールドのサービスを使って求職申請していた利用者たちと、彼らを代表する消費者擁護団体で構成され、同件は集団訴訟としてあつかわれる。

同社は、オンライン履歴書や求人情報を含む大量のデータを分析し、応募者が職務に適合するかを予想することで採用過程を迅速化する人工知能ツールを提供している。しかし、同社のツールを使う会社に応募した候補者らは、評価内容の通知や誤りを訂正する機会をあたえられずに就職希望先に評価点数が提示された、と原告のエリン・キスラー氏とスルティ・バウミク氏は訴えている。

訴状によると、エイトフォールドは、求職者たちについて「チームプレイヤー」や「内向的」といった性格の特徴を含む人材プロファイルを作成し、学歴の「質」を順位づけし、将来の役職や勤務先まで人工知能によって予想する。

キスラー氏は、ペイパルを含む複数企業に応募し、バウミク氏はマイクロソフトに応募したが、いずれも採用されなかった。両氏は、エイトフォールドのツールが不採用判断に影響したと考えている。

エイトフォールドは、フォーチュン500社の約3分の1を顧客とする。ニューヨーク州労働局やコロラド州労働雇用局も、同社の技術を使った求職者向けプラットフォームを使っている。

(Gaean International Strategies, llc社提供)

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