インド女性観光客が35%減 レイプ事件で敬遠

 【共同】インド商工会議所連合会はこのほど、昨年12月中旬からの3カ月間で、同国への女性の外国人観光客が前年同期に比べ、35%減少したとする調査結果を明らかにした。

 昨年12月にニューデリーで起きた女子学生に対する残虐な集団レイプ事件から「治安が悪い」「危険」などのイメージが広がり、敬遠されたとみられる。男性を含めた外国人観光客全体でも25%減だった。インドで冬季は観光シーズン。観光産業に大きな打撃となりそうだ。

 調査は1200社の観光業者が対象。72%が欧米などから女性客のキャンセルがあったと答えた。会議所は「外国人のインドに対するイメージを改善しなければならない」と強い危機感を示している。

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