北朝鮮の原子炉再稼働 老朽化で実現困難か

 【共同】北朝鮮が再稼働を表明した寧辺の黒鉛減速炉は、6カ国協議で無能力化に合意した2007年時点で稼働継続が難しいほど老朽化が進んでいたとされる。韓国の専門家は「再稼働は不可能」と予測しており、北朝鮮の発表は政治的な意味合いが強い。

 黒鉛炉は、06年と09年の過去2回の核実験の原料となったとみられるプルトニウムの製造に使われたというのが定説だ。韓国軍は、北朝鮮が黒鉛炉から取り出し再処理したプルトニウムを核爆弾6-8個分の原料に相当する40キロ程度保有していると推定している。

 北朝鮮は08年に黒鉛炉の冷却塔を爆破するなど一部の無能力化措置を行った後、10年に訪朝した米国の核物理学者に濃縮ウラン製造用の遠心分離機2千基が稼働していると説明。ウラン濃縮作業という1段階「高い」水準の核開発に入っていると誇示した。

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