企業IT支出、CRMが最大か 〜ガートナー、向こう2年間の動向を予想
- 2013年4月2日
- ハイテク情報
調査会社ガートナーによると、2013年と2014年の業務用ソフトウェア市場において、企業各社がCRM(顧客関係管理)の拡充を最重視していることが分かった。2位と3位はERP(企業資源計画)と汎用事務アプリケーション(オフィス・スイート)。
インフォワールド誌が報じたガートナーの調査結果によると、企業各社のIT資源投資内容がCRMに集中することは、「顧客満足度を向上させることで顧客基盤を維持しながら、新規顧客の開拓に注力する」という考えが企業間で強く、それは「不況から抜け出しつつある景気の上向き見通しにも好影響を受けている」とみられる。
ガートナーの同調査は、従業員500人以上の企業を対象に実施された。
ガートナーはそれと同時に、業務用モバイル・アプリケーションと業務用ソーシャル・メディア(オンライン協業も含む)の両分野も、企業ITの投資分野として関心を集めている、と報告した。
前者は、BYOD(Bring Your Own Devices)による携行型情報端末の業務利用が増えたことで、モバイル・プラットフォームをもっと活用して生産を向上させるという狙いに基づいた動きと言える。後者は、市場開拓と業務効率化を狙ったもの。
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