グアムに初の迎撃システム 米、数週間内に配備

 【共同】米国防総省は3日、北朝鮮の中距離弾道ミサイルの脅威に対処するため、米領グアムに数週間内に、高性能の地上配備型迎撃システムである「高高度防衛ミサイル(THAAD)」を配備すると発表した。アジア太平洋地域における米軍の重要拠点グアムにミサイル防衛(MD)を導入するのは初めて。

 アラスカ州への迎撃ミサイル追加配備決定に続くMD強化策。同省は「グアムの米国民と米軍を守る能力を高めるものだ」と強調。米国が自国への直接攻撃を想定した対応を加速させていることが鮮明になった。

 北朝鮮はグアムを射程に収めているとみられる新型中距離弾道ミサイル「ムスダン」(射程約2500-4千キロ)を保有、大陸間弾道ミサイル級とされる新型「KN-08」を開発している。

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