銃規制、背水の陣 オバマ大統領、遺族も動員

 【共同】昨年12月にコネティカット州の小学校で起きた銃乱射事件を受け、オバマ大統領が宣言した銃規制の強化が風前のともしびだ。背水の陣を敷く大統領は事件の遺族も動員し、強化法案の制定に抵抗する野党、共和党の切り崩しに最後の望みをかけるが、悲観的な見方が広がっている。

 「事件の前なら、今ごろの時間は子どもの夕食を作ったり、宿題を手伝ったり、あるいは空手の教室に送り届けたりしていましたが、私の生活はあの日で完全に変わってしまいました」

 同州の州都ハートフォードで8日開かれたイベントで、6歳の息子を失った母親が語った。その場で演説した大統領は「やらねばならないことを果たそうと、これほど強く決意したことはない。われわれは(悲劇を)忘れていない」と訴え、銃規制になぜ反対するのかと共和党を非難した。

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