北朝鮮南東部から発射か 米、公海上なら迎撃せず

 【共同】北朝鮮情勢に詳しい外交筋は9日、北朝鮮が日本海側に移動させた新型中距離弾道ミサイル「ムスダン」2基について、南東部の江原道周辺から発射される可能性が高いことを明らかにした。偵察衛星などによりムスダンを追跡している米軍の分析に基づくとみられる。

 ロックリア米太平洋軍司令官も同日の上院軍事委員会公聴会で、北朝鮮がムスダンを「東海岸に動かしたとみている」と明言。実際に発射された場合、米国や日本、韓国などの同盟国の領土に向かえば迎撃するとする一方、公海上に落下する場合は迎撃を見送る方針を表明した。

 発射台付き車両で移動するムスダンは事前に配備先を探知するのは困難とされるが、司令官は「今回は(予想外の場所ではなく)一般的な場所だろう」と述べ、米軍が現在位置を把握していることを示唆した。過去にミサイル発射実験に使われた江原道・旗対嶺周辺などの可能性がある。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  2. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  3. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  4. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
  5. アメリカ在住者で子どもがいる方なら「イマージョンプログラム」という言葉を聞いたことがあるか...
  6. 2024年2月9日

    劣化する命、育つ命
    フローレンス 誰もが年を取る。アンチエイジングに積極的に取り組まれている方はそれなりの成果が...
  7. 長さ8キロ、幅1キロの面積を持つミグアシャ国立公園は、脊椎動物の化石が埋まった岩層を保護するために...
  8. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
ページ上部へ戻る