13年成長率を下方修正 23%、鈍化認める 予算教書で

 【共同】オバマ大統領は10日、議会に提出した予算教書で、2013年の米実質国内総生産(GDP)成長率を2.3%と予測した。昨年7月の年央改定時の2.7%を下方修正し、米政権の公式見解として経済成長の鈍化を認めた。14年は3.2%を見込んでいる。

 大統領経済諮問委員会(CEA)のクルーガー委員長は10日の記者会見で、今年3月に発動した歳出の強制削減が廃止されることが予測値の前提だと説明。「廃止されなければ13年の成長率は2%程度になる」と述べ、一段の減速が避けられないとした。

 13年の平均失業率は7.7%、14年は7.2%で高水準が続くと予想。米連邦準備制度理事会(FRB)がゼロ金利解除の条件としている6.5%を安定的に下回るのは16年になる。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  2. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  3. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  4. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
  5. アメリカ在住者で子どもがいる方なら「イマージョンプログラム」という言葉を聞いたことがあるか...
  6. 2024年2月9日

    劣化する命、育つ命
    フローレンス 誰もが年を取る。アンチエイジングに積極的に取り組まれている方はそれなりの成果が...
  7. 長さ8キロ、幅1キロの面積を持つミグアシャ国立公園は、脊椎動物の化石が埋まった岩層を保護するために...
  8. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
ページ上部へ戻る