ナスカーも「グリーン」強調〜E15使用や植林で
- 2013年4月11日
- アメリカ発ニュース
自動車レース運営団体NASCAR(ナスカー)は、燃料のエタノール濃度を高めたり植林を行うなど、カーレースも環境に配慮していることを宣伝している。
USAトゥデイによると、ナスカーでは現在、ガソリンにエタノールを15%混合した燃料「E15」を3部門のレースすべて(スプリント・カップ、ネイションワイド・シリーズ、キャンピング・ワールド・トラック・シリーズ)で使っている。
レース場でも環境対応を強調しており、カンザス・スピードウェイ(カンザス州)では、コース内側の芝生やバックストレッチの壁面に「NASCAR Green」のロゴを掲示し、発着ラインも緑色にペイントしている。また、レースの先導車に「トヨタ・カムリ」のハイブリッド版を使う。
さらにナスカーは、レース車両が排出する二酸化炭素(CO2)の全量相殺を目指し、関係者に植林運動への協力を呼び掛けている。1本の木が成長して枯れるまでに吸収するCO2は約1トンといい、スプリント・カップで車両1台が500マイル走る時に排出するCO2の量とほぼ等しい。
呼びかけに対し、フォードは4月に行われるレース2部門で、自社チームのドライバーがコースを首位で走った回数と同じ数の木を植えると表明した。また、UPSはアーバー・デイ基金と提携して8000本以上の木を植える予定だ。
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