「鳥に広まり人にも懸念」 CDCチームが分析

 【共同】米疾病対策センター(CDC)の研究チームは11日、H7N9型鳥インフルエンザウイルスが中国の家禽や野鳥の間に広がり続けることで、人の感染がさらに続く懸念があるとする論文を、米医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン電子版に発表した。

 チームは「人から人への持続的感染は起きていない」との見方を示しながら、感染すると重症化しやすく、哺乳類に適応した遺伝子変異がウイルスにみられると分析。散発的な感染にとどまるか、世界的大流行(パンデミック)を引き起こし得るかどうかは「今後数週間の疫学調査で明らかになる」とみている。

 同誌には、死者のうち上海市などの3人の症状や治療経過を中国の衛生当局が報告。CDCのナンシー・コックス博士らが詳しく分析した。

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