ハドゥープ・アズ・ア・サービスの成長 〜データ分析、5年で50%増か
- 2013年4月15日
- ハイテク情報
調査会社マーケッツアンドマーケッツ(MarketsandMarkets)は、世界の大規模データ(Big Data)市場(ハドゥープ・アズ・ア・サービス=Hadoop-as-a-Service市場)売上高について、2012年から2017年まで複合年間成長率54.9%を維持し、2012年の15億6000万ドルから2017年には139億5000万ドル市場に成長するという予想を示した。
同社は、最新の市場報告書「ハドゥープとビッグ・データ解析市場(ハードウェア、ソフトウェア、サービス、ハドゥープ・アズ・ア・サービス)〜傾向、地域別分析、世界市場予測(2012〜2017)」(Hadoop & Big Data Analytics Market{Hardware, Software, Services, Hadoop-as-a-Service}〜Trends, Geographical Analysis & Worldwide Market Forecasts 2012-2017})のなかで同予想を明示した。
マーケッツアンドマーケッツによると、並列分散処理ミドルウェア技術のアパッチ・ハドゥープ(Apache Hadoop)は、大規模データ解析を目的にさまざまな業界で導入されている。
特に、ハデゥープ基盤アプリケーションはウェブサイトのクリックストリーム解析や販促目的の解析、センサー情報といった機械生成データの処理、デジタル・コンテントの処理、ウェブ・テキストの処理など、さまざまな顧客関連解析を目的に、ウェブ基盤事業の割合が大きい企業で広く採用されている。
大量データの並列処理が必要とされるバイオインフォマティクスや医療分野の科学アプリケーションも、マップ・レデュース(Map Reduce)やハドゥープの恩恵を受ける分野として挙げられる。
マッケッツアンドマーケッツによると、2012年にハドゥープ市場売り上げ構成比が最も大きかった地域は北米で、その額は8億4000万ドルだった。
北米市場は2012〜2017年まで複合年間成長率52.4%を維持し、2017年には69億2000万ドル規模に達する見通しだ。
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