圧力鍋爆弾10年前から警戒 米当局、テロ組織が多用

 【共同】ボストンの連続爆破テロで使われた「圧力鍋爆弾」はイスラム過激派が多用、米国内で起きたテロ未遂事件でも使われたことがある。材料入手や製造が容易な上、人目を引きにくく、米治安当局は約10年前から警戒してきた。

 国土安全保障省は2004年に税関や警備当局に出した警戒情報で「アフガニスタンのテロリスト訓練キャンプでは圧力鍋を即席爆破装置(IED)の容器に使うことを普通に教えている」と指摘。一般的な調理器具のため見逃す傾向にあると警告していた。

 現在はインターネットで簡単に作り方を調べることができ、米メディアによると、国際テロ組織アルカイダ系の「アラビア半島のアルカイダ(AQAP)」もオンライン雑誌に「ママの台所で爆弾を作ろう」と題する解説記事を掲載していた。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  2. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  3. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  4. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
  5. アメリカ在住者で子どもがいる方なら「イマージョンプログラム」という言葉を聞いたことがあるか...
  6. 2024年2月9日

    劣化する命、育つ命
    フローレンス 誰もが年を取る。アンチエイジングに積極的に取り組まれている方はそれなりの成果が...
  7. 長さ8キロ、幅1キロの面積を持つミグアシャ国立公園は、脊椎動物の化石が埋まった岩層を保護するために...
  8. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
ページ上部へ戻る