圧力鍋爆弾10年前から警戒 米当局、テロ組織が多用

 【共同】ボストンの連続爆破テロで使われた「圧力鍋爆弾」はイスラム過激派が多用、米国内で起きたテロ未遂事件でも使われたことがある。材料入手や製造が容易な上、人目を引きにくく、米治安当局は約10年前から警戒してきた。

 国土安全保障省は2004年に税関や警備当局に出した警戒情報で「アフガニスタンのテロリスト訓練キャンプでは圧力鍋を即席爆破装置(IED)の容器に使うことを普通に教えている」と指摘。一般的な調理器具のため見逃す傾向にあると警告していた。

 現在はインターネットで簡単に作り方を調べることができ、米メディアによると、国際テロ組織アルカイダ系の「アラビア半島のアルカイダ(AQAP)」もオンライン雑誌に「ママの台所で爆弾を作ろう」と題する解説記事を掲載していた。

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