カメラ映像が決め手 「監視社会」進む

 【共同】ボストン連続爆破テロで、米連邦捜査局(FBI)などがタメルラン・ツァルナエフ容疑者(26)とジョハル・ツァルナエフ容疑者(19)を特定するに当たり、決め手となったのは現場付近に設置された監視カメラに写っていた映像だった。

 2001年の中枢同時テロ後、米当局はニューヨークやボストン、ロサンゼルスなど主に都市部に監視カメラを多数設置した。今回、同カメラが2容疑者絞り込みの決め手となった事実は、米社会が本格的な「監視社会」になっていることの裏返しとも言える。

 人権団体は「プライバシーの侵害」と監視カメラの多用を強く批判する。しかし、犯罪捜査に効果があることも実証され、米国が尊ぶ「自由」「人権」をめぐる議論に一石を投じそうだ。

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