耐性マラリアで緊急対策 WHO、メコン流域で

 【共同】世界保健機関(WHO)は23日、カンボジアなどメコン川流域の国々で、マラリアの特効薬「アルテミシニン」が効きにくい耐性マラリア原虫の出現による脅威が高まっているとして、緊急対策に乗り出す方針を明らかにした。

 この耐性マラリアが確認されているカンボジア、ミャンマー、タイ、ベトナムの4カ国のほか、潜在的な危険にさらされているラオス、中国(雲南省、広州チワン族自治区)を加えた計6カ国を対象に、封じ込めに向けた支援を強化する。

 世界マラリアデーの25日にカンボジアの首都プノンペンで緊急対策の開始を公式に宣言、調整などに当たる地域拠点もプノンペンに設置するという。

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