米政府、元王者に賠償請求 スポンサー契約違反

 【共同】米司法省は23日、ドーピング違反を告白した自転車ロードレースの元王者ランス・アームストロング氏やチームのマネジャーらに対し、郵政公社(USPS)とのスポンサー契約に違反し不当な利益を得たとして、損害賠償を求める訴えをワシントン連邦地裁に起こした。AP通信が伝えた。

 USPSはアームストロング氏が7連覇したツール・ド・フランスのうち、6回のスポンサー料として同氏のチームに4000万ドル(約40億円)を支払った。司法省は損害額の3倍の賠償を請求する構えを示している。

 アームストロング氏の弁護士は、USPSもスポンサーとなったことで「莫大な利益を上げた」と反論している。

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