787運航再開へ 米連邦航空局が正式承認 日本は26日にも
- 2013年4月26日
- アメリカ発ニュース
【共同】米連邦航空局(FAA)は25日、バッテリーのトラブルを原因としたボーイング最新鋭機787の運航停止命令を26日付で解除すると発表した。改良後の新バッテリーを正式に承認した。これを受け、国土交通省は26日にも全日空と日航の運航再開を認める。
バッテリーシステムの改修や試験飛行など安全確認をした上で、両社は6月から乗客を乗せる商業運航を再開する見通し。
FAAは1月、787のバッテリーが発火する重大トラブルを受け、787の運航停止を指示。各国の航空当局が追随した。
■原因未判明で見切り発車 787、調査は長期化へ
ボーイング最新鋭機787の重大トラブルの原因調査に関する米運輸安全委員会(NTSB)の公聴会が24日、終わった。関係者は一定の成果を強調するが、調査は長期化の様相となっている。一方、米連邦航空局(FAA)は25日、787の運航停止命令を26日付で解除すると発表。原因が判明しないまま、見切り発車で787が再び空を飛ぶことになった。
米国ではFAAが航空機の安全確保と運航可否の判断を担い、NTSBがトラブルの原因特定に責任を持つ。NTSBの調査は続くが、既にFAAは「バッテリーの設計変更は安全性を確実なものにする」として運航に問題はないと発表した。
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
2024年7月16日 アメリカ発ニュース
米技術業界重鎮ら、トランプ氏の激励をあいついで表明 〜 暗殺未遂速報を受けて続々と投稿
-
ターゲットとショッピファイが提携 〜 ターゲットのオンラインいちばに中小の小売業者らが出店可能に
-
人工知能銘柄が今後10年の株式市場を動かす 〜 シスコの元CEOのベンチャー・キャピタリストが予想
-
2024年7月8日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
スマート包帯の研究&開発が前進 〜 傷口の状態を遠隔追跡、包帯から投薬や電気刺激を可能に
-
飲食店で印刷メニューが復活~QRコード不評で
-
2024年7月1日 アメリカ発ニュース, 世界のニュース, 環境ビジネス, 米国ビジネス
ウェザーXM、ウェブ3とIoTで気象データに革新 〜 動く気象観測所群の分散型連携網を構築
-
米消費者のガソリン車好き続く~KPMGの意識調査
-
2024年6月27日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
対中EV貿易戦争、様々な副作用も
-
傷が早く治る、次世代ばんそうこう~医師との通信も可能に
-
生体認証決済が米国で拡大しつつある 〜 マスターカードやJPモルガンも導入へ