アルマ望遠鏡に故教授の名 世界が認めた森田氏の貢献

 【共同】チリ・アンデス山脈に20の国と地域が参加して建設した「アルマ望遠鏡」のアンテナ群の一部に、完成を前にチリで強盗事件に巻き込まれ亡くなった森田耕一郎・国立天文台教授=当時(58)=の名を冠することで国際チームが合意したことが2日、明らかになった。

 建設に尽力した森田さんをしのび、日本が担当した16台のアンテナの正式名を「モリタアレイ」とする。世界の天文学者が森田さんの多大な貢献を認めた格好だ。

 アルマ望遠鏡は、標高5000メートルのアタカマ高地に、口径10メートル級のパラボラアンテナ66台を並べた電波望遠鏡。そのうち日本は16台のアンテナの開発と製造を担当し、アンテナの台数や配置を決める大役を担ったのが森田さんだった。

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