欧州中銀が利下げ 過去最低の0.5%

 【共同】欧州中央銀行(ECB)は2日、ユーロ圏の金融政策を決める理事会をスロバキアの首都ブラチスラバで開き、主要政策金利を0.25%引き下げ、0.5%とすることを決めた。利下げは昨年7月以来10カ月ぶりで、金利は過去最低を更新した。異例の低金利により景気の下支えを図る。

 ドラギ総裁は記者会見で、利下げの理由を「景気の下振れリスクが引き続き大きく、需要はさらに弱まる恐れがある」と説明。さらに「すべてのデータを注視し、行動を取る用意がある」と述べ、景気動向次第でさらに金融緩和を実施する考えも強調した。

 ただ、経済危機が進行中の国々で、利下げが資金繰り環境をどこまで改善できるか懐疑的な見方が多い。ユーロ圏17カ国の中でも、経済が比較的底堅く推移するドイツなどの国と、経済危機に揺れるスペインやイタリアとの格差は大きく、スペインなどではこれまでの欧州中銀の金融緩和にもかかわらず、市中銀行の貸し渋りが広がっている。

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