独立記念日に自爆テロ計画 連続爆破容疑の兄弟

 【共同】ニューヨーク・タイムズ(電子版)は2日、ボストン連続爆破テロで訴追されたチェチェン系のジョハル・ツァルナエフ容疑者(19)と警察に射殺された兄が当初、7月4日の独立記念日に自爆テロを計画していた、と捜査関係者の話として報じた。テロを行おうとしていた場所は不明。

 兄弟は、イエメンで2011年に米無人機の攻撃で殺害された米国人イスラム過激派聖職者アンワル・アウラキ師の説教をインターネットで見て影響を受けていたとみられるという。

 米連邦捜査局(FBI)に対する供述によると、兄弟は国際テロ組織アルカイダ系のイエメンの武装集団「アラビア半島のアルカイダ(AQAP)」のオンライン雑誌「インスパイア」から圧力鍋を使った爆弾の製法を学んだ。爆弾が兄タメルラン・ツァルナエフ容疑者=死亡時(26)=の自宅で予想より早く完成したため、マサチューセッツ州の「愛国者の日」である4月15日のボストン・マラソンを狙うことに切り替えた。

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