錦織圭、フェデラーを破る金星 マドリードOPで8強入り

 【共同】テニスのマドリード・オープンは9日、マドリードで行われ、男子シングルス3回戦で第14シードの錦織圭(日清食品)が元世界ランキング1位で、第2シードのロジャー・フェデラー(スイス)を6-4、1-6、6-2で破る金星を挙げ、ベスト8に進出した。

 世界16位の錦織が同2位のフェデラーに勝つのは、2度目の対戦で初めて。準々決勝で主催者推薦のパブロ・アンドゥハール(スペイン)と対戦する。

■ついに待ち望んだ瞬間 フェデラー破った錦織

 待ち望んでいた瞬間が、ついに訪れた。「アイドル」と公言し、目標としていた元世界1位のフェデラーに快勝した錦織は「永遠のゴール(目標)だったのでうれしい」と紅潮したほおを緩めた。最初のマッチポイントで相手のフォアがネットへ。赤土のコート上で感極まった表情で両手を掲げた。

 正確なショットで「精密機械」と称されるフェデラー相手に物おじせず、安定したサーブから速い展開で攻撃を仕掛けた。第2セットはサーブの調子を取り戻した相手に奪われたが、最終セットは2—1とリードした第4ゲームで相手サーブをブレークし、主導権を握った。「勝因はフォアハンドでしっかり攻められたこと。うまく相手を走らせたのがよかった」と分析した。

 2011年11月、当時世界32位だった錦織はスイス室内(バーゼル)の準決勝で同1位のジョコビッチ(セルビア)を破ったが、決勝ではフェデラーにストレートで完敗した。約1年半がたち、苦手なはずのクレーコートの大会で成長した姿を堂々と示した。

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